九条の会

9-jō no Kai

九条の会は、2004年に井上 ひさし(作家)、梅原 猛(哲学者)、大江 健三郎(作家)、奥平 康弘(憲法研究者)、小田 実(作家)、加藤 周一(評論家)、澤地 久枝(作家)、鶴見 俊輔(哲学者)、三木 睦子(国連婦人会)の9名によりに結成された。最大規模の護憲派団体の一つである。

2014年10月4日付東京新聞記事によると、2011年11月時点でその数7,500あまりに上る。団体の趣旨に賛同した人々が、地域や職業、宗教ごとに派生グループを形成している点が特徴的である。憲法改正に反対の立場をとり、改正は日本が「戦争をする国」に改悪するとの危惧を共有している。日本の外交姿勢を、米国との軍事同盟よりも、アジアや他の地域との友好的な関係の強化に移していくべきだと主張している。

同会のホームページには、学者、弁護士、作家、芸術家などから集められたメッセージ、イベント情報、メールマガジンなどが掲載されている。

宗教者9条の和

宗教者九条の和は、2004年の「九条の会」結成の約一年後に発足した派生団体である。様々な宗教を信仰する人々で構成されており、憲法九条の改正に反対している。

2013年には、当時の安倍政権による解釈改憲に抗議する声明文を発表した。