自衛隊を活かす会

Jieitai o Ikasu Kai

自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会)

自衛隊を活かす会は、2014年に元国連職員、元防衛官僚、研究者らによって設立された。元国連PKO武装解除部長で東京外国語大学教授の伊勢崎賢治、元内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)で国際地政学研究所理事長の柳澤協二、元防衛研究所員で桜美林大学教授の加藤朗の三名が呼びかけ人となった。代表は柳澤が務めている。

2015年には、会の提言を日本語の他、英語、中国語(繁体・簡体)、朝鮮語で発表した。その提言の中で同会は、自衛隊を否定することなく、しかし集団的自衛権行使や自衛隊国防軍化を急がず、現行憲法の下で自衛隊の役割と可能性を模索すべきだと主張している。専守防衛による安全保障、企業・NGOによる生活・教育・医療など非軍事領域における国際貢献を提案すると同時に、多少の摩擦を覚悟してアメリカ追随の同盟関係を見直す必要性を指摘している。

同会のウェブサイトでは、活動に賛同する元自衛官、防衛省幹部、研究者らによる著作物、シンポジウムなどのイベントについての情報、及び寄稿論文を掲載している。