自由と民主主義のための学生緊急行動(SEALDs)

Jiyū to Minshushugi no tame no Gakusei Kinkyū Kōdō (SEALDs)

2015年5月に発足した「自由と民主主義のための学生緊急行動」(SEALDs)は、安倍政権による安全保障関連法案及び憲法改正の動きに反対し、抗議運動を行った。なおSEALDsの前身は、2014年に結成された特定秘密保護法に反対する学生有志の会(ASPL)である。

SEALDsは、2015年の安全保障関連法案対する抗議が全国規模に発展するのに重要な役割を果たした。SEALDsのデモにはソーシャルメディアを通じて多くの個人が参加した。同団体は明確なリーダーや指揮系統を持たず、安全保障関連法案に反対する者が個人として自主的にデモに加わり、緩やかな連帯を形成した。こうしたSEALDsの運動様式は各地に広がり、全国の大学生、高校生、母親、中高年によって類似するグループが結成された。SEALDsは2018年に解散した。公式サイトにはこれまでに発表された声明を含め、彼らの活動の記録が残されている。