衆議院

Shūgiin

衆議院

衆議院は、日本の国会を構成し、両院制における下院にあたる。衆議院は参議院に対し優越し、法律案の議決等の権限を持つ。一方衆議院は、内閣総理大臣また内閣不信任決議により解散が決定される。衆議院議員の任期は4年、現在465名の議員で構成されている。衆議院の公式ホームページ内で、国会審議の中継や過去に行われた審議の動画が公開されている。

衆議院憲法審査会(2007-)

衆議院憲法審査会は、2007年に国会での国民投票法を受け、同年衆議院に設置された。日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制についての調査、憲法改正原案及び国民投票法について審査を行う機関である。公式サイトにて、審査会の日程や会議録等が公開されている。

衆議院日本国憲法に関する調査特別委員会(2005-2007)

衆議院日本国憲法に関する調査特別委員会は2005年、憲法また憲法改正関連法案の検討を目的に、衆議院憲法調査会の下に設置された。その後、当委員会は2017年に解散している。議事録は衆議院ホームページ、また関連資料、会報等は現在の衆議院憲法審査会のホームページに掲載されている。

衆議院憲法調査会(2000-2005)

衆議院憲法調査会は、日本国憲法について広範かつ総合的な調査を行う事を目的に2000年に設置された。2005年、衆議院日本国憲法に関する調査特別委員会の設置に伴い当調査委員会は解散、同年に最終報告書を作成している。衆議院憲法調査会については、現在の衆議院憲法審査会のウェブページより閲覧可能。

憲法調査推進議員連盟

憲法調査推進議員連盟は、日本国憲法施行50周年を機に1997年5月、国会内に憲法調査会の設置を求める350人以上の国会議員によって結成された。1997年には、日本国憲法草案作成に携わった元GHQ(連合国最高司令官総司令部)のスタッフ、ミルトン・J・エスマン氏、リチャード・A・プール氏、ベアテ・シロタ・ゴードン氏ら5名のアメリカ人を招き議論を行うフォーラムを開催。当連盟のホームページには、連盟としての使命や会員に関する情報が掲載されている。さらに中山太郎元参議院議長による日本憲法とドイツ憲法の比較史等をテーマにした論文が掲載されている。

新憲法制定促進委員会準備会

新憲法制定推進委員会準備会は、古屋圭司(自民党・衆議院議員)を座長に、自民党・民主党を中心に超党派の衆参両院の議員によって組織され、当時無所属であった平沼赳夫も委員に加わった。平沼、そして古谷を始め自民党から参加した主なメンバー、赤池誠章、稲田朋美、木原稔はいずれも自民党を中心とする超党派の保守系議員連盟、神道政治連盟国会議員懇談会、創生「日本」のメンバーでもあった。なお、神道政治連盟国会議員懇談会には、この準備会に民主党から加わった松原仁も所属していた。

新憲法制定促進委員会準備会は、日本国憲法施行60年を迎えた2007年に「新憲法大綱案」を発表した。「新憲法大綱案」は新憲法制定を掲げ、そのための準備として現行憲法を全文に亘り検証、改正案を提示している。まず国の成り立ちとして、和の精神、国民統合の象徴としての天皇を中心に国が発展してきたことなどを前文に書き込み、天皇については元首と規定することを発案している。また内閣総理大臣が最高指揮権を有する防衛軍保持の明記、国家非常事態条項の新設とそれに伴う国民の「国防の責務」の規定を提案している。家族の保護の他、プライバシー権、知る権利、環境権などの新しい人権の規定を明記する案なども盛り込んだ。